風かぜに解とけた約束やくそくはいつか 時ときを越こえて

窓辺まどべから眺ながめる 景色けしきは何時いつもと変かわらずに
暦こよみを刻きざんで 私わたしの鼓動こどうを奪うばい去さる
遠とおい遠とおい彼方かなたを見みつめて この手てを包つつんで静しずかに貴方あなたは

また逢あえると言いった そう 優やさしい微笑ほほえみで
また逢あえるよと 真まっ白しろな嘘うそを呟つぶやく 遥はるか未来みらいへ

庭先にわさきの向日葵ひまわり 二人愛ふたりめでた淡あわい淡あわい記憶きおく 憶おもいだす度たびに
切せつなさが胸むねを締しめ付つける
遠とおい遠とおい彼方かなたを見みつめて この手てを包つつんで静しずかに貴方あなたは

また逢あえると言いった そう 優やさしい微笑ほほえみで
また逢あえるよと 真まっ白しろな嘘うそを呟つぶやく

また逢あえると言いった そう 哀かなしい微笑ほほえみで
また逢あえるよと 透明とうめいな嘘うそを囁ささやく

私わたしも同おなじように 貴方あなたの頬ほほに触ふれて その眼めをみつめ 嘘うそを呟つぶやく

あの雪ゆきよりも 雲くもより 透白とうはくな嘘うそを また逢あえるねと