文字サイズ
よみがな
せみこえ ラジオ体操たいそう くぐ自転車じてんしゃいだあの
ポケットのなか 小銭こぜに しのばせ した きみいに

ぼくらのなつ太陽たいようける その一瞬いっしゅんかがやきでぎてゆき
「きっといつだって きみえる」と 夕焼ゆうやけがげてくる サヨナラをれた

いくつもの季節きせつ藻掻もがおよいで ぼくすこしずつ大人おとなわっていった
もどせない日々ひび あれが最後さいごだったと
わかっても いま夏残なつのこ青春せいしゅんおもむね

わらずにいること わってくこと
それぞれのなつきしめきている
大丈夫だいじょうぶだよ 心配しんぱいはないよ
あの夕暮ゆうぐどきいまでもやさしく
あたたかくぼくらをつつ

朝焼あさやけを時間じかんながくなる 夕立ゆうだちはもう アスファルトやすこと
ぼくらもまた つぎ季節きせつむかえる あきがほら みのりある 明日あすへとみちびくように

おもはいつでも かげだけがうすれて
素晴すばらしい 記憶きおくわっていくから
ぼくえがゆめも その名残なごりっていて
めぐめぐってまたえるからと いつわりなる サヨナラ、、、。

はしせなくても まっても
それぞれのペースで ぼくらはきている
大丈夫だいじょうぶだよ ぼくはここでうたうよ
あの太陽たいようわらずかがや
何時いつでもぼくらをらす

わらずにいること わってくこと
それぞれのなつきしめきていく
たとえはなれてても わすれはしないだろう
あの夕暮ゆうぐどきいまでもやさしくあたたかくぼくらをつな
明日あしたになればそうれるから