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よみがな
めぐったが
うん

ハラリ こぼちる
言葉ことば つらねたとて
だれもわたしにまこと
れも出来できんじゃろ

サクラ うがごと
今生こんじょうとはおさらば
されどおやもらった
この可愛かわい

いのちよりおも
ベベまと微笑わら

きずえぬ喧嘩上等けんかじょうとう
覚悟かくごしいや

いてはもど
かたなさや
るは修羅しゅら
その
ちたゆめ
はらわた無残むざん

あいまみえて
たぎらせる
えるなら
いと其方そなた とどめを
してくんなまし
はなさかりがしいかえ

バサラ 男衆おとこしゅう
かた獅子ししかく
殺気立さっきたまなこでわたし
射貫いぬきゃよかろうが

いざや むかたん
女冥利おんなみょうり
けどれどたがいに
根無ねなしのくさ

ひとあつ
なさけなど無用むよう

天上天下唯我独尊てんじょうてんげゆいがどくそん
なめたらいかんぜよ

いては穿うが
身体からだしん
こぼれるやいば
その虚空こくう
いたみのなかだけに
こころ

んずほぐれつ
かえいき
いろ
つよいおひと 魔道まどう
てはありんすか
二人地獄ににんじごく浄土じょうどかえ

此処ここったが
百年目ひゃくねんめ
あい おさらばえ

いてはもど
かたなさや
るは修羅しゅら
なおもかう
場処ばしょつね
一寸先いっすんさきやみ

あいまみえて
たぎらせる
えたなら
いと其方そなた 一緒いっしょ
いってくんなまし
はな最期さいご見事みごとぞえ