研とぎ澄すまされた 痛いたい程ほどの静しずけさに
紅あかい日ひが海うみに堕おちてく

折おれた翼つばさを抱かかえたまま 深ふかい闇やみに呑のまれぬように
遠とおい空そらに手てを伸のばす影かげ

繋つないで ずっと離はなさないよ
羽はばたく事ことを忘わすれてしまった日ひも
変かわらず そっと隣となりにいるよ
道標みちしるべは明日あすを指さしてる

見失みうしなう事ことも 立たち止どまり惑まどう時ときも
風かぜは駆かけ抜ぬけて 前まえへ前まえへ

誰だれの肩かたに安やすらぎ探さがし 誰だれの為ために命いのちを削けずる?
閉とじ込こめた記憶きおくの中なかで まだ笑わらってる

繋つないで ずっと離はなさないよ
羽はばたく事ことを忘わすれてしまった日ひも
変かわらず そっと隣となりにいるよ
道標みちしるべは明日あすを指さしてる

輝かがやきを灯ともした君きみの道みちは 他ほかの誰だれにも歩あるけない
夕日ゆうひに紅あかく染そまった世界せかいが
明日あしたへ続つづく灯ひを燈ともして