光ひかり輝かがやくダイヤモンド
私わたしはそうはなれない
磨みがかれるその前まえに
闇やみに転ころがった原石げんせき

私わたしを傷きずつけた
その口唇くちを喉元のどもとを
切きり裂さいても
…事実じじつは消きえないの

だから私わたしは泣なくの
乾かわいた声上こえあげるの
どんなに強つよく抱だいても
元もとには戻もどらない

逃にげ出だせないこの世よの不条理ふじょうり
それは永遠えいえんか幻まぼろしか
満みたされず掴つかみ取とれぬ安やすらぎ
残のこされた術すべはなにかを求もとめること

そして愛あいを 真実しんじつの愛あいを
交かわす言葉以外ことばいがいに
決けっして切きれぬ 見みえない糸いとを
探さがし続つづけては くちづけで
確たしかめ合あう日々ひび

そう あのときのあなたを
今いままでの私わたしを
全すべてを手放てばなそう
もう 終おわりにしよう

だから私わたしは赦ゆるすの
笑わらって赦ゆるすの
秘密ひみつを暴あばいても
爪つめたてたとしても
この声こえや指ゆびが身体からだが心こころが
哀かなしむだけだから…