人ひとの波なみが交まじわる 巨大きょだいな交差点こうさてんで
めまいのような無力むりょくさを ただ感かんじた

君きみも同おなじ気持きもちかい 体からだが宙ちゅうに浮ういて
踏ふみしめられない現実げんじつに怯おびえて

開ひらかれた窓まどの外そとは
変かわらずの青あおい空そら
君きみと見みた希望きぼうだらけの姿すがたで

思おもい知しらされてうつむくたび
あの言葉ことばが 胸むねをよぎるよ
風かぜに立たつ迷まよいなき想おもい
それだけでここに来きたのさ

なくしたらまた見みつけてきなよ
ひとつ色いろを変かえてごらんよ
明日あしたを編あみ出だすマテリアルを
心こころに飾かざりながら
描えがき出だそう

旅立たびだちは早はやすぎて 前触まえぶれもないままに
空からっぽの鳥とりかごは静しずけさに転ころがる

夏なつの雨あめが煙けむる日ひも
冬ふゆの風かぜが舞まう日ひも
君きみといた全すべてが僕ぼくを作つくってしまったよ

駆かけ抜ぬける時間ときのスピード
追おいかけてはやる心こころが
突然足とつぜんあしを止とめる

今いまもわからない事ことばかりさ
だけど僕ぼくは知しりたくなるよ
血ちの通かようこの身みのありかを
変かわらず求もとめてしまうのさ

次つぎに会あう時ときは聞きいてくれよ
少すこしくらい答こたえられるよ
僕ぼくらを動うごかすマテリアルが
いくつも景色けしきに溢あふれて

思おもい知しらされてうつむくたび
あの言葉ことばが 胸むねをよぎるよ
風かぜに立たつ迷まよいなき想おもい
それだけでここに来きたのさ

なくしたらまた見みつけてきなよ
ひとつ色いろを変かえてごらんよ
明日あしたを編あみ出だすマテリアルを
心こころに飾かざりながら
描えがき出だそう