もし今夜こんやこの街まちに
不似合ふにあいな雪ゆきがつもったなら
足跡あしあとのない公園こうえんを
僕ぼくと歩あるいてみないかい

君きみのこと誘さそうための
口実こうじつをずっと探さがしていた
温ぬくもりを分わけ合あいながら
二人ふたりの距離きょりを縮ちぢめよう

白しろい雪ゆきがすべてを隠かくし
遠とおい足跡消あしあとけしてゆくなら
ずっと忘わすれないよう今いまを
春はるの雪ゆきに閉とじ込こめていって

心こころだけはどこにでも
自由じゆうに飛とんでゆけるから
大切たいせつなことは君自身きみじしんが
いつも幸しあわせであること

小ちいさな石いしにつまずいては
臆病おくびょうになっていただけさ
君きみらしく歩あるけばいいよ
僕ぼくがいつも見守みまもってゆくから

白しろい雪ゆきがすべてを隠かくし
遠とおい足跡消あしあとけしてゆくなら
ずっと忘わすれないよう今いまを
春はるの雪ゆきに閉とじ込こめていって

過あやまちを繰くり返かえしながら
大事だいじなことに気きづき始はじめる
過すぎてしまった苦にがい日々ひびよ
春はるの雪ゆきに溶とけだしていって

春はるの雪ゆきに溶とけだしていって