息いきを吸すい込こむみたいに自然しぜんに 誰だれかを信しんじる事出来ことできるかな
冷つめたい空気くうきが 胸むねの奥おくに突つき刺ささっても
風かぜに乗のった白しろい吐息といきみたいに 全すべてを溶とかして許ゆるせたらいいな
消きえてしまうのさ ぬくもりだけを残のこして

かじかんだ両手りょうてに 息いきを当あてて擦こするんだ
次第しだいに広ひろがるその熱ねつに 応こたえて胸むねは鳴なり出だす

走はしり出だせ 思おもうままに あなたはあなたらしく 貫つらぬいて 信しんじ抜ぬいて 熱あつい涙隠なみだかくさないで
痛いたみを越こえ 道みちを刻きざめ 望のぞむ場所ばしょにたどり着つける きっと繋つながってるはずさ
そうさここから始はじまるストーリー

渇かわいた喉潤のどうるおす水みずみたいに 喜よろこびは一瞬いっしゅんで過すぎてゆくけど
流ながした涙なみだも 忘わすれさせる程ほどの味あじがする
湿しめったアスファルト踏ふみしめる音おと 静寂せいじゃくを塗ぬり替かえてく朝陽あさひの匂におい
見付みつけた全すべてに無駄むだなものは一ひとつとない

向むかい風かぜの中なか スピード上あげてみせるんだ
吹ふきたいだけ吹ふけばいいさと 体中からだじゅうで風かぜを受うけて

走はしり出だせ 思おもうままに あなたはあなたらしく 駆かけ抜ぬけて 今いまを生いきて 傷きずつくこと怖おそれないで
痛いたみ抱かかえ 土つちを蹴けって 想像そうぞうさえ超こえてゆける 風かぜを切きり裂さいてゆこう
そうさここから始はじまるストーリー

先さきが見みえなくて立たち止どまってしまう度たび 宙ちゅうを指ゆびでなぞって自分じぶんのために引ひいたスタートライン
むき出だしの心こころに 撃鉄げきてつの音おとを響ひびかせて もう戻もどれない道みちをゆく 二度にどと無ない今いまを生いきてゆく

走はしり出だせ 思おもうままに あなたはあなたらしく 貫つらぬいて 信しんじ抜ぬいて 熱あつい涙隠なみだかくさないで
痛いたみを越こえ 道みちを刻きざめ 望のぞむ場所ばしょにたどり着つける きっと繋つながってるはずさ
そうさここから始はじまるストーリー
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