出逢であった日ひの あなたはきっと戻もどらない
二人ふたりはただ それぞれの今いまを演えんじるだけ

あなたが思おもう程ほど 私わたしは強つよくない
もうこれ以上いじょう 強つよくなりたくもない

傷きずだらけのまま
壊こわれそうな笑えみ浮うかべている
嘘うそでもいい 抱だきしめていて…ねえ
満みたされないまま
錆付さびついた心委こころゆだねている
馬鹿ばかでもいい それが愛あいなら
残酷ざんこくな話はなしだわ

すべてはそう 台詞せりふのように語かたられて
鼓動こどうだけが 確たしかな時間じかんを刻きざんで行ゆく

あなたが思おもうような 私わたしにはなれない
なれたとしても それは私わたしじゃない

孤独こどくを騙だまして
消きえそうな熱ねつを分わけ合あってる
誰だれでもいい訳わけじゃないけど…ねえ
痛いたみを隠かくして
崩くずれ落おちるように眠ねむりにつく
泣ないてるのは 夢ゆめの中なかだけ
あの日ひには戻もどらない

何度朝なんどあさがくれば
痛いたみさえ笑わらえるだろう

傷きずだらけのまま
壊こわれそうな笑えみ浮うかべている
嘘うそでもいい 抱だきしめていて…ねえ
満みたされないまま
錆付さびついた心委こころゆだねている
馬鹿ばかでもいい それが愛あいなら
残酷ざんこくな話はなしだわ