凍こごえた並木なみきの下した あなたに初はじめて会あった
あなたをあきれさせる生意気なまいきな口くちをきいた

嵐あらしに折おられかけた あなたの日々ひびを見みてた
私わたしはいたわりもせず薄情はくじょうに離はなれていた

わざとよ 心こころの中なかで波なみが騒さわいでたから
わざとよ あなたの傍そばにいるべき人ひとを知しってたから

十年じゅうねんは長ながい月日つきひか 十年じゅうねんは短みじかい日々ひびか
恋こいする者ものには 無なきにひとしい
想おもいだけが ただ咲さいていた

並木なみきは枝えだを伸のばし 緑みどりのトンネルになった
二人ふたりでいると聞きいてたあなたに再ふたたび出会であった

本当ほんとよ 二人ふたりのこと遠とおくで安心あんしんしてたのに
ずいぶん前まえからまさか あなたが孤独こどくだったなんて

十年じゅうねんは長ながい月日つきひか 十年じゅうねんは短みじかい日々ひびか
恋こいする者ものには 無なきにひとしい
想おもいだけが ただ咲さいていた

枯葉かれはの並木なみきの下した あなたを祝いわっている
すさんだ日々ひびを支ささえた新あたらしい彼女かのじょを褒ほめている

本当ほんとね 十年じゅうねんなんてほんのひとつ 恋こいひとつぶんね
ふざけてあなたが肩かたを抱だいてくれたから もういいよ

十年じゅうねんは長ながい月日つきひか 十年じゅうねんは短みじかい日々ひびか
恋こいする者ものには 無なきにひとしい
想おもいだけが ただ咲さいていた
十年じゅうねんは長ながい月日つきひか 十年じゅうねんは短みじかい日々ひびか
恋こいする者ものには 無なきにひとしい
想おもいだけが ただ咲さいていた
想おもいだけが ただ咲さいていた