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よみがな
あのはみんなといた
はる教室きょうしつ
ふくらむカーテンから
さくらがひらり

じると
とお記憶きおく
かぜはこばれて
むねちる

いつのまに
れて
歳月とき
故郷ふるさとはなれて
わたしそらてる

あれから何十回なんじゅっかい
桜見さくらみただろう
葉桜はざくらうつくしさに
いまづいた

みだれた
はな名残なごりよ
季節きせつ背中せなか
なにおもうのか?

いつのまに
かえ
人生半じんせいなか
てのひらにひとひら
あのわす形見がたみ

いつのまに いつのまに
歳月とき
いつのまに いつのまに
人生半じんせいなか
おもははらはらと
まるでさくらのように…
まるでさくらのように…