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夢咲ゆめさ風舞かぜまはるそら 太陽たいよう微笑ほほえんでいる
あなたはおぼえているかしら ほら あののこと

だれもいない海辺うみべでふたり ひか波見なみみつめながら
しずかにかたったゆめは ただ ひとつだった

ちいさな貝殻かいがらなかにもうみがある
心澄こころすませばこえるおと

はるるたび ひとみおくに あのうみおも
ささやかでいい ほこらしくあれ うららかなかぜのように

あれから季節きせつながれゆき 夢叶ゆめかなゆめやぶ
大切たいせつひと旅立たびだって 涙星なみだぼしひとつ

あの少女しょうじょははになり 少年しょうねんちちになった
おさな背中せなかもいつの巣立すだってゆくのでしょう

ちいさなしあわせを大切たいせつはぐくめば
おおきなきずなつないでくれる

一雨ひとあめごとに 大地だいちうた明日あすへの希望きぼうたたえて
なやめるときまよえるとき星空ほしぞらくもうえ

はるるたび ひとみおくに あのうみおも
ささやかでいい ほこらしくあれ うららかなかぜのように

はなびら桜道さくらみち いとおしきとお日々ひび
またこのむねかえってきて 春風はるかぜとともに