文字サイズ
よみがな
線路脇せんろわき夏草なつくさあめよろこんでした だいだい18時じゅうはちじ
かかとがすりり くたびれたスニーカー
このたびめぐわかれてきたひとよ ありがとう
あいなにかも わからぬまま 明日あしたぼくは・・・

わらないものってさ とても綺麗きれいでしょ
けど綺麗きれいなものって わってしまうんだ
きみのてのひらは 蝶々ちょうちょみたいに
ぼくのてのひらから そっと ばたいていった

ぼくみつあまはなじゃなかったから

そらるされた とりかごのなかいくつもの不自由ふじゆうさけんでいる
やがてみな 大地だいちふところいだかれ じて 永遠えいえんやすらぎのなか
「ありがとう」 そして 「さようなら」
そうって 記憶きおくかう0ゼロへと

今日きょうのうちならば わらないもの
さがして つけられるかもしれないけど
百年経ひゃくねんたったら いまいるぼく
たがいに きてたことさえ わすれられてしまう

たがいに かりまれわって かり出逢であったとしても
おぼえてない

わらないものってさ ほんとに綺麗きれいだね
けど綺麗きれいなものって わってしまうんだ
ぐなおも途切とぎれる言葉ことば
どうやら ぼく上手じょうずにはきられない
たびわるとき 記憶きおくすべてをうしなう それがルールでも
1日いちにちだけ、10秒じゅうびょうだけでいい ゆるされるのなら
わたしは あなたのなみだかわかすかぜになりたい

そうねが今日きょういま意味いみはあるって おもうんだ

あなたを おぼえてたい