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よみがな
memento mori

文句もんくっているうちに 一年いちねんわってしまったら
かなしみさえも いてこないでしょう
噂話うわさばなしをしてるうちに 人生じんせいわってしまったら
にくしみさえも いてこないでしょう

無意味むいみなことは ひとつもないけれど けたサイダーみたいなのもやだ
はじけるような余韻よいんなか最後さいご一日いちにちむかえたい

しぼるようにきなければ いのち使つかいきらなければ
あいならつたいていかなければ がらのような日々ひびをただ やぶるように

結局けっきょくのところ 絶望ぜつぼうにしがみつかせてたのは
ほかだれでもない 僕自身ぼくじしんだろう
結局けっきょくのところ 後悔こうかいまよませてたのは
ほかだれでもない 僕自身ぼくじしんだよ

かなしくてうたいはじめたのこと
うれしくてうたつづけたのこと
ってくれるあなたがいること
いつかうたえるること

ゆりかごのなかゆめ最期さいごひかりつなげる
かたちにはならない憂鬱ゆううつだとかを 粉々こなごなにできるおとかせるように

どんなものはじまりとわり ふたつのあいだ過去かこ未来みらいをもち
いまだけをきる 過去かこにはきられず 未来みらい曖昧あいまいいまだけをきる
ただよくなるように ただよくなるように

いつかはるものとってた それでもきたいとねがった
ひとゆめはかないのだとすれば そのとおりなのかもしれない
ただ、どこまでなのかとかれれば どこまでもなのだとこたえる
心臓しんぞういのちらすかぎ吹雪ふぶきのような苦悩くのうをただ かきわけるように

うれしくてうたつづけてきたこと
ってくれるあなたがいる今日きょう