悲かなしい目めをした君きみが 涙なみだをためて咳つぶやいた
あなたといれば上手うまく 忘わすれられるかしら

下手へたくそな愛想笑あいそわらいで その場ばはごまかしたけれど
君きみを抱だきしめた手てに うまく力ちからが入はいらなくて

ねぇリリィそれでもぼくは
君きみの事こととても好すきだよ

君きみの手てを離はなしてなるものか
どこへだってゆけるんだぼくら
いつか二人ふたりであの頃ころはさぁなんて話はなせるさ

「君きみの為ためを思おもえば」 繰くり返かえし一人ひとりつぶやいてた
でもねそれはたぶん 逃にげ出だす為ための理由りゆうなんだ

ねぇリリィいつだってぼくは
君きみの事考ことかんがえているよ

君きみの手てを離はなしてなるものか
どこへだって連つれていくよぼくが
いつか二人ふたりであの頃ころはさぁなんて話はなすんだ

君きみの手てを離はなしてなるものか
この気持きもちから逃にげたりはしないよ

ねぇリリィ約束やくそくさ
君きみが何なにを抱かかえていようと

寂さびしい思おもいなんかさせないよ
涙なみだを浮うかべようものならすぐに
くだらない冗談じょうだんで君きみを笑わらわせてみせるよ

ねぇリリィ