小ちいさな朝あさの光ひかりは 疲つかれて眠ねむる愛あいにこぼれて
流ながれた時ときの多おおさに うなずく様ように よりそう二人ふたり
窓まどをたたく風かぜに目覚めざめて 君きみに頬ほほをよせてみた

幸しあわせかい昨晩ゆうべのぬくもりに
そっとささやいて 強つよく君きみを抱だきしめた

初はじめて君きみと出会であった日ひ 僕ぼくはビルのむこうの
空そらをいつまでも さがしてた
君きみがおしえてくれた 花はなの名前なまえは
街まちにうもれそうな 小ちいさなわすれな草ぐさ

時々愛ときどきあいの終おわりの悲かなしい夢ゆめを 君きみは見みるけど
僕ぼくの胸むねでおやすみよ 二人ふたりの人生じんせい わけあい生いきるんだ
愛あいの行ゆく方えに答こたえはなくて いつでもひとりぼっちだけど

幸しあわせかい ささやかな暮くらしに
時ときはためらいさえも ごらん愛あいの強つよさに変かえた

時々僕ときどきぼくは無理むりに君きみを 僕ぼくの形かたちに
はめてしまいそうになるけれど
二人ふたりが育はぐくむ 愛あいの名前なまえは
街まちにうもれそうな 小ちいさなわすれな草ぐさ

行ゆくあてのない街角まちかどにたたずみ
君きみに口くちづけても

幸しあわせかい 狂くるった街まちでは
二人ふたりのこの愛あいさえうつろい踏ふみにじられる

初はじめて君きみと出会であった日ひ 僕ぼくはビルのむこうの
空そらをいつまでもさがしてた
君きみがおしえてくれた 花はなの名前なまえは
街まちにうもれそうな 小ちいさなわすれな草ぐさ