少すこしだけ早起はやおき 髪かみの毛束けたばねて
いつもの着崩きくずした制服せいふく
朝焼あさやけ坂道さかみち 今日きょうが最後さいごだね
君きみとの思おもい出でが蘇よみがえる 目めを閉とじれば

出会であった教室きょうしつ 迷路めいろのような校舎こうしゃも
振ふり向むけば君きみとずっと一緒いっしょだった

桜咲さくらさく 君きみと居いた日々ひび
泣ないて笑わらって 描えがいた夢ゆめを忘わすれない
さよならは 君きみへじゃなくて
昨日きのうまでの私わたしへ
見上みあげた青空あおぞらぼやけてった

夕焼ゆうやけ坂道さかみち 何度なんども見みたのに
なんでだろう立たち止どまってしまう
目めを閉とじれば

夢ゆめを語かたった晴はれの日ひ 喧嘩けんかした雨あめの日ひも
なんだかんだで君きみとずっと一緒いっしょだった

桜舞さくらまう 何年経なんねんたってもきっと
変かわらないまま またこの場所ばしょで咲さくだろう
いつの日ひか大人おとなになった
二人ふたりはここで
変かわらず笑顔えがおで会あえるかな

桜散さくらちる 今日きょうから君きみと離はなれ離ばなれだ
思おもい出でたちが溢あふれだす
「泣なくなよ」って君きみの声こえが
震ふるえているよ 最後さいごの言葉ことばは…

桜咲さくらさく 君きみと居いた日々ひび
泣ないて笑わらって 描えがいた夢ゆめを忘わすれない
さよならは 君きみへじゃなくて
昨日きのうまでの私わたしへ
見上みあげた青空あおぞらぼやけてった