切きりだしたあなたがどうして
先さきに泣なきはじめるの
「最低さいてい」って 目めも合あわせずに
一人部屋飛ひとりへやとび出だした

泣なかないよ 泣なくもんか…

散ちらばった愛あいにはきっと
行ゆくあてがあるのでしょう
でもね 息いきもできないくらい
涙なみだながれるのは何故なぜ

「行いかないで」 言いえないで 胸むねにしまいこんだ

会あえない夜よるの胸騒むなさわぎ
電話でんわを待まつあの瞬間しゅんかんも
あなたは違ちがう誰だれかの側そばに…
最後さいごの恋こいと言いってたのに
信しんじて待まってたのに
今日きょうから二人別々ふたりべつべつの場所ばしょへ

女おんなってなかなかタフで
未練みれんなく生いきられるけど
深ふかかった愛あいゆえ きっと
涙なみだの海うみに溺おぼれてしまいそう

お願ねがいよ 消けし去さって 今いまは忘わすれたい

会あえない夜よるの寂さみしさも
電話でんわを待まつあの瞬間しゅんかんも
愛あいさえあれば待まっていられたの
帰かえらない人ひとを待まてるほど
強つよい女おんなじゃない
さよなら二人別々ふたりべつべつの場所ばしょへ

散ちらばった愛あいにはきっと
行ゆくあてがあるのでしょう
飛とび立たって 風かぜが揺ゆらして
愛あいは彷徨さまようのでしょう