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ちてくるほしあめ ばした指先ゆびさきれて
足下あしもとつたわれば よごれたみずわるから

ほら ざして
かなえば にははな

うしなうためにときぎて しずけさひとつ
ただようほどたわむれる微熱びねつが ためいきがった

えにするものもなくて うそをちぎった
めてたはずのねがいで むね奥照おくてらしすよ

めぐめぐよるはすぐにいたみさえわすれてく

ちてくるほしあめ ばした指先ゆびさきれて
足下あしもとつたわれば よごれたみずわるから

ほら ざして
かなえば にははな

明日あした夢見ゆめみてばかりのぼく昨日きのう
どこかでわらいかけるきみったらかなしむのかな?

れてれるはる夜風よかぜ 面影おもかげうばってく

とおつき あのそらこいしさばかりかさなって
うつむけばつまさきこころ形無かたちなくすから

ほら ざして
かなえば にははな

すれちがいざまの季節きせつ天使てんしいてた
ただ一瞬目いっしゅんめわせて とおぎた

ちてくるほしあめ ばした指先ゆびさきれて
足下あしもとつたわれば よごれたみずわるから

ほら ざせば
夜空よぞらまばた
ほら ざして
かなえば ぼくはな