午前0時ごぜんれいじ 雨あめ 静寂せいじゃくに問とう 思考しこうはインク 流ながれ出だして 潜もぐれば

僕ぼくの色いろに 沈しずむ 沈しずむ

フィルム 逆走ぎゃくそう 日々ひびなら模様もよう カレイド 覗のぞいてほしい 混まざってく

僕ぼくの色いろが 回まわる 回まわる

愛あい 青あお 赤あか 想おもいは 痣あざ 残のこれど いつか 消きえて 無なくなる

僕ぼくの色いろが 滲にじむ 滲にじむ

無言劇むごんげき 続つづく 舞台ぶたいの裏うら 秘ひめ事ごと 枯かれてくバラ バラ バラ

僕ぼくの色いろが散ちる散ちる

息いき 声こえ 指ゆび 躯からだ 心こころ 君きみがね
ひとつひとつ 離はなれて 世界せかいは また からっぽだ
視界しかい さかさま 身みをゆだねて 堕おちれば
「おかえりなさい。」
すべてに

僕ぼくの宙そらが 降ふる 降ふる

失うしなわれていく記憶きおくにいまさら触ふれたところでもう、幻まぼろし。
手放てばなした場面ばめん。重かさねて映うつして。
なにもない此処ここはどうせ只ただの、
ブルーバック－－－－。