眠ねむる眠ねむる眠ねむる眠ねむって忘わすれたいの
昨日きのうのこと 明日あしたのこと 全部全部ぜんぶぜんぶ
だけど全然眠ぜんぜんねみれなくて気きになってるの
あの時ときあなたに言いったこと失敗しっぱいだった

日焼ひやけ止どめを綺麗きれいに洗あらいきれずに
夜中よなかに腕うでが 夏なつの匂におい

少すこしこもった熱ねつが更さらにあたしの気持きもち
ぐるぐるひっかき回まわしてはかき乱みだす
瞼まぶたも爪つめも髪かみも舌したも離はなれなくて困こまった
幸しあわせは怖こわいものだ

何度なんども寝返ねがえって迎むかえた寝不足ねぶそくな朝あさ
何なにひとつ忘わすれられない大切たいせつな朝あさ
あなたを一番近いちばんちかくで見みつめた瞬間しゅんかん
唇くちびるはカメラの様ようにまばたきをした

はじかれまい 日射ひざしにもあなたにも
桃色ももいろの汗あせは 夏なつの匂におい

うわずった声こえの波乗なみのり 笑顔えがおを見みせて
心こころの中なかで唱となえるのは魔法まほうの呪文じゅもん
素直すなおになるのがこんなにも難むずかしくなるなんて
幸しあわせは解とけぬ謎なぞだ

出口でぐちは塞ふさいでしまおう 2人ふたりで迷まよいたいの
今夜こんやをあげる

あなたの指先ゆびさきが初はじめて耳みみをかすめた
あたしの体からだの真まん中なか 自分じぶんじゃないみたい
少すこしこもった熱ねつが更さらにあたしの気持きもち
ぐるぐるひっかき回まわしてはかき乱みだす
瞼まぶたも爪つめも髪かみも舌したも離はなれなくて困こまった
幸しあわせはすぐ隣となりだ