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ひと雨過あめすぎたあとの
まちにおいがきよ
こいへとしてた
夕方ゆうがたかおるから

あの頃笑ころわらいながら
いつもさみしかったのよ
あなたはゆめって
うわのそらだったから

背伸せのびしてかさねた季節きせつわすれもの
いまはもうこのにすくえはしないけど

見慣みなれたえきまえ
かさあまして
あなたをてる今日きょう
いとおしいあめのあと

言葉ことばぎたあとの
だまひとみきよ
むかしわたしならば
ぽろぽろと場面ばめん

あのころぶつけった
ちいさなあいたね
るがぬときえて
おだやかなになった

ゆるしあいかさねた二人ふたりのたからもの
それはもう約束やくそくのいらないかえみち

早足はやあしいかけて
つながなくても
あなたがわかる今日きょう
ほこらしいあめのあと

背伸せのびしてかさねた季節きせつわすれもの
いまはもうこのにすくえはしないけど

ひと雨過あめすぎたあとの
まちにおいがきよ
かえれぬやるせなさに
まもるものえるから