僕ぼくたちは薄うすい布ぬのだ 折おり目めのないただの布ぬのだ
影かげは染そまらず通とおりすぎて行ゆき 悲かなしみも濡ぬれるだけですぐ乾かわくんだ

years years この先さきに待まち受うけてる時代じだいの泥どろが
years years 僕ぼくらを染そめてしまうかはわからないけど
変かわらないことひとつはあるはずさ

僕ぼくたちは薄うすい布ぬのを 繋つなぎ合あわせて帆ほを立たてた
風かぜが吹ふくのを見逃みのがさないように 乱みだれた髪かみさえ そのままにしてたんだ

years years この先さきに待まち受うけてる時代じだいのハサミは
years years 多分たぶんこの帆ほを切きり刻きざみバラバラにするけど
years years また繋つなぎ合あわせるから そのときには
years years 君きみのことを思おもい出だしても許ゆるしてくれるかい?

僕ぼくの中なかの変かわらないこと
僕ぼくの中なかで変かわらないこと
多分たぶんこれが変かわらないことのひとつ years