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よみがな
まぬざわめきにれず おもわずあおいだせまそら
きみのカタチはあらわれずに くずれてながれてくも

様変さまがわりしたまちに あのかさねてみても
わずかにずれる二人ふたりかげせつなくてまたうつむいてしまう

気付きづかずはやまる足音あしおと溜息ためいきから夜明よあけを
まど隙間落すきまおちた三日月みかづき すくすこともできないまま

かわいたのどいた右手みぎてがしびれている
めなくにじむなみだを ごまかす言葉ことばつからない

きみ出会であわなければ くるしまずにんだの?
ちがちがうといただして 無理矢理瞳閉むりやりひとみとじる毎日まいにち

もどせるのならと いつわりさえよそおうけど
まばたきをかえほどおもけるきみ笑顔えがお
おともなくおとずれた如月きさらぎ あのをただやさしくつつんで