遠とおくに霞かすんでゆく後うしろ姿すがた
悲かなしみ隠かくして笑顔えがおでこの手てを振ふった

またすぐ会あえる事ことを心待こころまちにして
季節きせつは廻めぐってまた冬ふゆが訪おとずれる

瞳閉ひとみとじれば
ねえ、あの日ひを思おもい出だす
じゃれ合あい笑わらいあった毎日まいにちがまだ愛いとしい

ひとりぼっち繰くり返かえすほど
潰つぶれそうな感情かんじょうが痛いたいよ
白しろい世界せかいが緑彩みどりいろどる季節きせつには
離はなれないようにその大おおきな両手りょうてで
抱だきしめて

寂さびしさ忘わすれるため夢ゆめに頼たよる
きっと もう戻もどらないあの人ひとを想おもい続つづけて

ここからすぐどうか連つれ出だして
二度にどと離はなすことはないと言いって
叶かなう事ことはないかもしれないけれど
おそろいの約束やくそく 果はたされる時ときには
抱だきしめて

ひとりぼっち繰くり返かえすほど
潰つぶれそうな感情かんじょうが痛いたいよ
白しろい世界せかいが緑彩みどりいろどる季節きせつには
離はなれないようにその大おおきな両手りょうてで
抱だきしめて