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ふゆまちつな
きみあるいてみたかった

れたらえる
淡雪あわゆきのように
きみ記憶きおくもる

めぐりめぐる季節きせつ
めることはできないかな?
ただおもきていたい

このうできしめた
きみ体温ぬくもり
やがてはる日差ひざしのように
とてもあたたかく
つつんでいた
ぼくを…

じればよみがえる
きみとふたり、ごした日々ひび

時間じかんめた
このむねなか
そばにいれたらそれでいい

けれどおとひかり
においも体温ぬくもりもなくて
ただ感覚かんかくしびれてゆく

このままねむりに
ちてしまおうかな
こころいたみもはなたれて
らくになれるかもな
永遠えいえんというゆめ
居続いつづけたい

それでもゆきけていくように
この傷跡きずあともいつかえてしまうのだろう

ふゆはなのように
ここにあらわれて
もう一度いちどぼくを
こしてくれるのをっている
二度にどとどかない
ねがい…