冷つめたい風吹かぜふきつける
早送はやおくりの交差点こうさてん
掻かき分わけ飛とび込こむ迷路めいろに
君きみの地図ちずはない

いつからだろう 心閉こころとざしている
不協和音ふきょうわおんの鳴なり響ひびく街まちに怯おびえて
ウソじゃないよ
戸惑とまどい隠かくせない君きみに 今いまなら
この手てを差さし伸のべる事こと 出来できるから

君きみの声こえと僕ぼくの声こえが
重かさなって産うまれるメロディー
今心いまこころを震ふるわせて
夢中むちゅうになれるはずさ

この時代じだいに 迷まよい混こんでしまった運命うんめい
背負せおうから
あぁ退屈たいくつなポエムは
もう聴きかせないで

檻おりの中なかで自由じゆうを奪うばわれた
白しろいカナリヤ
二ふたつのその目めを閉とじれば
満みたされない想おもいを
抱だき締しめながら歌うたい出だす
空想くうそうの中なか 羽はばたく夢ゆめを見みる

君きみの声こえと僕ぼくの声こえが
重かさなって一ひとつのメロディー
もぅ誰だれも邪魔じゃまできないよ
自由じゆうに飛とび立たてるのさ

色いろとりどり心乗こころのせて
五線紙ごせんしに描えがいた階段かいだん
あぁ切せつないパレードは
胸むねを締しめ付つける
疼ウズくエモーション
渇かわいた心満こころみたされるまで