その手て 伸のばしても
今いまは（今いまは）届とどかないよ
僕ぼくたちの夢ゆめは
もっと（もっと）遠とおくにあるんだ

夜空よぞらの星ほしだって
何億光年なんおくこうねんの彼方かなた
暗闇くらやみの先さきに
輝かがやくもの

希望きぼうについて
僕ぼくは語かたろう
名なもなき詩人しじんのように（ように）
熱あつく（熱あつく）
君きみが涙なみだに
暮くれているなら
慰なぐさめよりも
やがて（やがて）白しらむ（白しらむ）
空そらを語かたろうか?

愛あいを探さがしても
すぐに（すぐに）見みつからないよ
自分じぶんの方ほうから
誰だれか（誰だれか）愛あいしてみるんだ

こんな広ひろい世界せかい
運命うんめいに導みちびかれて
たった一ひとつだけの
光ひかりを見みた

希望きぼうについて
僕ぼくは語かたろう
年老としおいた水夫すいふのように（ように）
深ふかく（深ふかく）
君きみが何なにかに
傷きずついたなら
手当てあてするより
昇のぼる（昇のぼる）朝陽あさひ（朝陽あさひ）
僕ぼくは指差ゆびさそう

人ひとは誰だれもみんな
あきらめて楽らくになるよ
だけど夢ゆめはいつも
背せを向むけない

希望きぼうについて
僕ぼくは語かたろう
名なもなき詩人しじんのように（ように）
熱あつく（熱あつく）
君きみが答こたえに
迷まよってるなら
立たち止どまらずに
歩あるき（歩あるき）ながら（ながら）
希望きぼうについて
僕ぼくは語かたろう
名なもなき戦士せんしのように（ように）
いつか（いつか）
夢ゆめを糧かてにして…