文字サイズ
よみがな
自分じぶんだけがいてけぼりをらっているようながする
だれかがこっちを指差ゆびさしてわらっているようながする
おなじような孤独こどくきみかんじてる?
あい平和へいわもなにもかも他人事ひとごとのようにこえるさびしさを

うつろいひとを さんざめく時代じだい
うれいてれて つぎはどこへ
いとしきひとよ どうかきみさちあれ
たとえ明日あす見失みうしなっても けぬよるはないさ

うしろから「はやけ」とかされながらまえしてる
まえひとが「すな」とわんばかりきざまこっちをにらんでる
おなじような窮屈きゅうくつきみかんじてる?
不幸ふしあわせばっかひろあつめなきゃいけないようなさびしさを

はる彼方かなたひかりびたくて
我先われさきわれうしないま尚奪なおうばうよ
いとしきひとよ どうかかないでくれ
たとえいま土砂降どしゃぶりでも まぬあめはないよ

「どんなにあがいてみても なんもえられやしないなら
最初はなからあきらめたほう賢明けんめい
口々くちぐちなげきながらもぼくあるいてる
あのおかこうがわにその胸躍むねおどらせながら

えらばれし才能さいのうも おかね地位ちい名誉めいよ
っていたっていなくたって おなそらした
いとしきひとよ ほら見渡みわたしてみて
とうといまというときを はまたのぼるさ

うつろいひとを さんざめく時代じだい
うれいてれて つぎはどこへ
いとしきひとよ どうかきみさちあれ
たとえ明日あす見失みうしなっても けぬよるはないさ