驚おどろくようなスピードで
迫せまっては過すぎて行いく日々ひびに
目めに映うつるもの すべてがのみこまれていく
僕ぼくら育そだった街まちも
ちょっと見みないうちに変かわって
またひとつ上書うわがき保存ほぞんされていく

何なにかに追おわれるように 「早はやく大人おとなにならなきゃな」なんて
いつも君きみはこぼしてたけど
少すこし出遅でおくれた景色けしきも“今いまだけ”と大事だいじに眺ながめて
うまくいかない今日きょうさえも 楽たのしめたらいい

強つよい風かぜに吹ふかれ 今いまにも倒たおれそうな体からだで
それでも“強つよくなろう”と笑わらう そんな一輪いちりんの花はなであれ

仕事しごとが休やすみの日ひは 仲間なかまと不安ふあんや愚痴ぐちを持もち寄より
“あの頃ころ”に時ときを戻もどす
行いき着つく先さきのカラオケで モニターに映うつし出だされる歌詞かしが
自分じぶんと重かさなって また泣なける

現実げんじつを知しれば知しるほど 自分じぶんの小ちいささも知しる事ことになるけど
恥はじる事ことない 悔くやむ事こともない
僕ぼくら 誰だれの人生じんせいを生いきてるわけでもない
ただ 自分じぶんの人生じんせいをひた生いきるだけ

強つよい風かぜに吹ふかれ 今いまにも倒たおれそうな体からだで
それでも“強つよくなろう”と笑わらう そんな一輪いちりんの花はなであれ

ゆっくり歩あるいていけばいい
確実かくじつに先さきへと進すすめばいい
傷きずついたって 見失みうしなったって 引ひき裂さかれるくらい悲かなしんだって
僕ぼくら僕ぼくらのまま 強つよくなればいい

強つよい風かぜに吹ふかれ 今いまにも倒たおれそうな体からだで
それでも“強つよくなろう”と笑わらう そんな一輪いちりんの花はなであれ

強つよい風かぜに吹ふかれ…
それでも“強つよくなろう”と笑わらう そんな一輪いちりんの花はなであれ