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よみがな
くるまなかからまち幼稚ようちまぼろしみたい
ドアをめたひくおと今日きょうのことをったつもり

かたちあるものは「いつか」「なぜか」もろこわれてしまうという
そんなルーズな仕掛しかけで世界ここはできてる

どんなやみまぎこえさなくても
たがいの姿すがたえていたよ
何度なんどれて うなずくたびいつも
なにもかもがかりえた それ以上いじょうは あぁ のぞまなかった

内緒ないしょにしていたつもりだろう 首元くびもとちいさなタトゥー
ろしたかみかくしても づいていた はじめのから

あいだれかにせたり ましてほこるようなものではなくて
どんなかたち どんないろ そっとめたまま

永遠えいえんという文字もじなにより似合にあうのは
「さよなら」や「後悔こうかい」だけなのかな
一度壊いちどこわれたあいもどらないと
ほころびのないルールがある
ほし全部ぜんぶほらそらからちる

よるけたまち飴細工あめざいくみたいに
恋人こいびとたちのおもんだまま
ゆがんでねじざってけてゆく
そしてすぐに形作かたちつくかえよるつか舞台ぶたい