サヨナラ 愛あいされて愛あいして くれた人ひと
サヨナラ 愛あいされて愛あいして くれた人ひと

沈しずんで行ゆく太陽眺たいようながめてた
どうか今いまはまだ夜よるの闇やみに
置おき去ざりにしないでいて欲ほしいと
祈いのるほどに加速度かそくどを増ふやした

次つぎの迷まよえる誰だれか照てらし出だす
あの子こだけはせめて笑わらっていて
月明つきあかりが綺麗きれいすぎるから
2人ふたりの傷きずが透すけちゃって怖こわい

優やさしい嘘うそだなんていらないから
せめて嘘うそなら本当ほんとうの嘘うそついてみせて

あなたの言葉ことばに包つつまれたその後あとで
あなたのしぐさが鋭するどく胸むねを刺さした
抱だき合あって手てを繋つないで歩あるいていたのに
ねぇ今日きょうは離はなれて歩あるいた言葉ことばもないままで

あなたの背中せなかが泣ないていた 手てを伸のばした
あなたは笑顔えがおという仮面かめんつけて振ふり向むいた
いつまでどこまで繰くり返かえし引ひき返かえして
何度なんどあと何度なんどこうやって立たち止どまるの

太陽たいようがまた2人ふたりを照てらすよ
まるで何なにもなかったようだね
ずっとそこにあったように見みえて
結局けっきょくどこにも何なんにもないね

気持きもち伝つたえ続つづけていく事ことが
想おもい続つづけていく事ことだって
わかってたね わかってたのに
苦手にがてだって出来できないままにした

優やさしい嘘うそだなんていらないから
せめて嘘うそなら本当ほんとうの嘘うそついてみせて

サヨナラ 愛あいされて愛あいして くれた人ひと
サヨナラ 愛あいされて愛あいして くれた人ひと

あなたの瞳ひとみを見みたら言いえないと解わかったから
あなたの眠ねむっているうちに頬ほほにキスをするわ
その後あとで足跡あしあとさえ残のこさないで消きえて行ゆくわ
この雪ゆきが溶とける頃ころ 2人ふたりの全すべて忘わすれて

サヨナラ愛あいされて愛あいしてくれたあなた
サヨナラ愛あいされて愛あいしていた私わたし
このまま雪ゆきよまだ止やまないで降ふり積つもって
2人ふたりが歩あるいて来きた道みちのり見みえなくなるまで