雨あめが降ふり始はじめたけど
私わたし 濡ぬれても構かまわない
しと しと しと しと
心こころに染しみてく
ここで待まっていれば
あなたがバスから降おりる
何なにを話はなせばいいの?

愛あいに素直すなおになれなかった
青あおい意地いじっ張ぱりを許ゆるして
平気へいきなふりしてソッポ向むいたけど
歯痛はいたのように
憂鬱ゆううつになって
じっとしてなんていられない

追おいかけShadow
私わたしはShadow
濡ぬれたアスファルトに佇たたずむ影かげよ
追おいかけShadow
愛いとしきShadow
目めの前まえにはいつもの住宅街じゅうたくがい
私わたしの涙なみだが黒くろく塗ぬりつぶす

雨あめは霙みぞれに変かわって
寒さむい かじかむ指先ゆびさき
しん しん しん しん
身体からだが冷ひえてく
何なにを耐たえていれば
あなたは許ゆるしてくれる?
私わたしたちの続つづき

店みせを飛とび出だしてしまったの
だってちょっと可愛かわいい彼女かのじょが
あなたの耳みみに何なにか囁ささやいたわ
帰かえり際ぎわにはハグしながら
笑顔えがおで過去かこか未来みらい 探さがしてた

悲かなしみShadow
今いますぐShadow
そっと気配消けはいけして 影かげになりたい
悲かなしみShadow
ハートはShadow
そう確たしかに私わたしはここにいても
あなたに見みえない深ふかい闇やみでいい

追おいかけShadow
私わたしはShadow
濡ぬれたアスファルトに佇たたずむ影かげよ
追おいかけShadow
愛いとしきShadow
目めの前まえにはいつもの住宅街じゅうたくがい
私わたしの涙なみだが黒くろく塗ぬりつぶす