文字サイズ
よみがな
そのままのきみきだから
冬空ふゆぞらわらはなとあれ
ありのままきて かないで
たとえとした一滴ひとしずくはるにつなぐ

ある 夜中よなか電話でんわが カバンのなかたのしくってる
「なんだ こんな時間じかんひさしぶりだな 元気げんきか?」
「たまたま近所きんじょまでたから すこえない?」て いてる
受話器じゅわきこう さむそうに

しろ息吐いきはきながら きみやさしくぼくにこうつたえる
いまわたし空回からまわりして 不安ふあんになる」

そのままのきみきだから
冬空ふゆぞらわらはなとあれ
ありのままきて かないで
たとえとした一滴ひとしずくはるにつなぐ

あの 近所きんじょ公園こうえん ブランコに腰掛こしかけて なげいていた
「そんなかおしてたら しあわせがげちまうぞ!」
たしかにそうかもしれない でもね げるしあわせすらない」
涙目なみだめはなすすリ

すこ大人おとなになってた きみやさしくぼくにこうたずねる
いまわたしは あなたからて どうえる?」

そのままのきみきだから
冬空ふゆぞらわらはなとあれ
ありのままきて かないで
たとえとした一滴ひとしずくはるにつなぐ

たりまえ毎日まいにちたりまえぎてく
けた過去かこわかれに
まるても

このままでいいかと なや
わがままにきて くや
だれかのためにきて けば
やさしさとはなだから

そのままのきみきだから
冬空ふゆぞらわらはなとあれ
ありのままきて かないで
たとえとした一滴ひとしずくはるにつなぐ