遙はるかなる大連だいれんよ 美うつくしき大連だいれんよ
父眠ちちねむる彼かの土地とちよ いつの日ひか訪たずねたい
アカシアの大連だいれんよ 風薫かぜかおる大連だいれんよ
いく度たびも目めを閉とじて 心こころだけ旅たびをする
一枚いちまいの古ふるびた絵葉書えはがきは 若わかき父ちちの便たよりが…
悲かなしい昭和しょうわは遠とおいけど 影かげは消けせない
傷きずつけて傷きずつく その歴史れきし 忘わすれ 忘わすれないよに
さくら さくら さくら
さくら咲さく この春はるを届とどけたい

遙はるかなる大連だいれんよ 空青そらあおき大連だいれんよ
海鳥うみどりは何思なにおもい 睦むつまじく暮くらすのか
春浅はるあさき大連だいれんよ 花開はなひらく大連だいれんよ
アルバムの中なかだけに 故郷こきょうがそこにある
母ははだけがいまでは年老としおいて 若わかき父ちちはそのまま…
時代じだいはすべてを懐なつかしく 変かえて行いくけど
過すぎ去さって過すぎゆく その歴史れきし 忘わすれ 忘わすれないよに
さくら さくら さくら
さくら咲さく この春はるを届とどけたい

傷きずつけて傷きずつく その歴史れきし 忘わすれ 忘わすれないよに
さくら さくら さくら
さくら咲さく この春はるを届とどけたい
さくら さくら さくら
さくら咲さく この春はるを届とどけたい