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はなれてしまったこころこころあさ喧噪けんそうさがした
「ここでいから」と信号待しんごうまちで見慣みなれた横顔よこがお えなくなるかお

はじまるまえのように おな世界せかいないように
出来できるかな したくないな うしな直前ちょくぜん
きゅう現実げんじつになって 言葉ことばのどかって
あおになる うご微笑ほほえきみ

二度にどわないつもりの「元気げんきでね」 最後さいごやさしさはいらなかったのに
「さよなら」とか「じゃあね」とか いとるようにはなしてよ
ねえ えなくなるから「元気げんきで」と 最後さいごまで二人想ふたりおもえるなら
はなさないまま それでいのに とおくなる いつでもあとからさびしくて

わらせたのはだれ? さきらしたのは
意地いじって ムキになった わたしほう
きゅういとしさがって 言葉ことばがやっとこえになって
あかになる そのまえきみびかけた

二度にどわないつもりの「元気げんきでね」 そんなやさしさが大好だいすきだったこと
「ごめんね」とかそのまえわなくちゃ‥

えなくなるから「元気げんきで」と 気付きづけなくなるから「元気げんきで」と
「さよなら」とか「じゃあね」より 大事だいじなものをおしえてくれた
わないつもりの「元気げんきでね」 わせるまでわからなくてごめんね
点滅てんめつする信号しんごうあかになる 直前ちょくぜんいて
った きみはまた微笑ほほえんで 『元気げんきでね』