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がれてく なついろ なびくかみ
んだにおなく途切とぎれた言葉ことば
千切ちぎぐも ながめては あのへの かえみちさが
背中合せなかあわせですく影帽子かげぼうし

なにもかも全部ぜんぶ せつないのは
わすれたくない 瞬間しゅんかんがあるから

白昼夢はくちゅうむこい わらきみ くちづけわした
あのゆめつづきを もう一度いちど
れられないそのはだいまつのおも
つめひとみは まるでダイヤのよう
まだ、めないで

グラスのなか このこおりけるまで もう一度燃いちどもえてみたい
うすくなったあじこいしい

ベランダの Tシャツは いまもまだ 生乾なまがわきのままで
つぎかぜちわびてる

落書らくがきのように えない場面シーン
かれった 面影おもかげとお

炎天下えんてんかした ひたいあせ ぬぐひまもなく
けこがしたあい陽炎かげろう
波打なみうぎわ足跡あしあとえてゆくまえ
いっそきしめたい
何故なぜもどらない微笑ほほえみに cry

出逢であった一瞬とき笑顔えがおかえってみせて そっと

熱帯夜ねったいやねつ あまみつ くちづけわした
夢中むちゅうった季節きせつ
くるしいほど つらいほど いまつのおも
わりかけのこいは まるで花火はなびのよう
まだ、えないで