書かき出だしは唐突とうとつで二枚目にまいめから読よんでしまったのかと
少すこしだけ焦あせったよ だけど合あってた
話はなしかけてくれる様ように始はじまった文章ぶんしょうは
あたしの耳みみの辺あたりを熱あつくさせたよ

嬉うれしくて右手みぎてで口くちを塞ふさいだ
恥はずかしくて何度なんども笑わらってしまった
感情かんじょうはあたしの意志いしを超こえて揺ゆれる

何度なんども何度なんども何度なんども読よみ返かえそうか
だけどそんなに読よんだらあなたは嫌いやかな
何度なんども体からだに入はいってくる言葉ことばが苦くるしい

ねぇ一体いったいどれくらい心こころの中なかを知しれたのだろう
あなたがこの手紙てがみを書かいたのはもう過去かこ

文字もじを間違まちがわぬよう 丁寧ていねいに書かこうと
思おもうと忘わすれそう 冷つめたい指先ゆびさき
大切たいせつにちゃんと言いいたいのにうまく出でてこない

何度なんども何度なんども何度なんども読よみ返かえしたら
止とまらない夜よるのループ
あなたが浮うかんで何度なんども
止とまる時ときの中なかあたしは眠ねむれない

何度なんども何度なんども何度なんども読よみ返かえそうか
だけどそんなに読よんだらあなたは嫌いやかな
何度なんども体からだに入はいってきてしまうの...

一日一日時間いちにちいちにちじかんが過すぎていってもこの文章彩ぶんしょういどろる
愛いとしい言葉ことばをどうかあなたが今いまも思おもってくれていますように
ではさようなら