遠とおくまで届とどいているだろうか 時々不安ときどきふあんになるけれど
あの日ひめくったページの先さきには あふれる程書ほどかき殴なぐった想おもい

こぼれそうな涙なみだの奥おくの潜ひそむ意味いみに気きが付つけなかった
何年なんねんも何年なんねんも前まえの遠とおい昔むかしが 今いまでも昨日きのうの事ことのよう

4月しがつの雨あめ
ゆっくり肌はだを濡ぬらす知しらせ
あなたもどこかで同おなじ時ときを生いきている

二人ふたりだけで決きめた約束やくそくに永遠えいえんの秘密ひみつを交かわした
あの日ひから繰くり返かえし必かならず 窓まどの外そとはもう朝あさが来きている

空そらの色いろに負まけぬようにとあなたが描えがく夢ゆめが好すきだった
ため息いきは音おとになり耳みみに心こころに刺ささる 今いまでも昨日きのうの事ことのよう

瞳ひとみは雨あめ
上あがれば笑顔えがおに会あえる知しらせ
風かぜが袖そでを抜ぬけあたしを明日あすへ導みちびく

きっとあなたはきっとあなたは
あなたを超こえる日ひが来くる
そんなあなたをそんなあなたを
今いまでも想おもっています

4月しがつの雨あめ
ゆっくり肌はだを濡ぬらす知しらせ
あなたもどこかで同おなじ時ときを生いきている
季節きせつは巡めぐるひと粒つぶ 赤あかい実みを落おとして
あなたを待まってる 変かわらずにこれからも
季節きせつはまた来くる あなたにもあたしにも