忘わすれな草ぐさが咲さく頃ころに 花はなびらの色いろ 思おもい出だす
静しずかな目めをしたあの子こと高たかく空そらに上のぼっていく夢ゆめ

飛行機雲ひこうきぐもを日向ひなたに描えがくロケットボーイズと
眺ながめて笑わらう突拍子とっぴょうしのない慈愛じあいを胸むねに抱いだくガールズ
時ときはぐるぐる そんな僕ぼくらもみんないなくなって
おざなりになるくらい目めまぐるしい日々ひびに切せつなくなる

「いつかまたここでね」
さよならの声こえがいつまでも響ひびいて
背中せなかを押おすこともなく僕ぼくらを繋つないだ

曖昧あいまいなことも単純たんじゅんなこともみんな色付いろづいていく
言葉ことばにならない このくすぶった気持きもち抱だきしめていたいよ
曖昧あいまいなことも単純たんじゅんなこともみんな同おなじだって
僕ぼくらの歌うた この胸むねの真まん中なかで 花はなを咲さかせている

駆かけ出だした一人ひとりの午後ごご
だあれもいない街まちをくぐり
廻まわる遊あそびからいちぬけて
君きみのことを思おもい出でにしてしまう

サークルゲームを続つづけて
僕ぼくは祈いのって君きみは歌うたう
消きえない幻まぼろしを叶かなえよう
だから祈いのって僕ぼくは歌うたう

サークルゲームを続つづけよう
僕ぼくらは跳はねて重おもみを知しる
変かわる喜よろこびや悲かなしみを
ここで祈いのって歌うたにしてみたりする

「やっとまた会あえたね」
懐なつかしい君きみの声こえがする
気付きづけば僕ぼくらは宙ちゅうに浮うかびあがって
時ときに追おいやられ

曖昧あいまいなことも単純たんじゅんなこともみんな花はなびらのよう
漂ただよいながら空そらを廻まわっているだけ 振ふり返かえらないで
風かぜに運はこばれた忘わすれな草ぐさが みんな追おい越こしていく
僕ぼくらの歌うた ずっと先さきにあの色いろの花はなを咲さかせている