廃線はいせんになったこの停車場ていしゃばで
私わたしは待まちくたびれた
ほったらかしのレールと
今いまの愛あいが錆さびてる

あなたのことを見限みかぎれたら
どんなに楽らくか…
「ありえへんわ」

どしゃぶりの青春せいしゅんの中なかで
1mmいちミリだけ信しんじてる
生いきるとはずぶ濡ぬれの自分じぶん
全部ぜんぶさらけ出だすことね
どんな傘かさもいらない
涙なみだを拭ぬぐいたくないから

鉄状網てつじょうもうが囲かこんでる
隣となりのあの空地あきちは
何なにを守まもっているのか?
大人おとなたちに聞ききたい

若わかさは無知むちで傲慢ごうまんなんて
納得なっとくいかない
「なんでなん?」

どしゃぶりの人生じんせいの空そらを
一瞬いっしゅんだけ駆かけ抜ぬけよう
悲かなしみは追おいかけて来こない
ここで受うけ止とめてしまえば…
泥どろを跳はねた汚よごれが
やさしさをいつか教おしえてくれる

どしゃぶりの青春せいしゅんの中なかで
1mmいちミリだけ信しんじてる
生いきるとはずぶ濡ぬれの自分じぶん
全部ぜんぶさらけ出だすことね
どんな傘かさもいらない
涙なみだを拭ぬぐいたくないから

あなたはきっと来こないはず