柔やわらかな日ひの光ひかり 朝露滲あさつゆにじむ頃ころ
東ひがしの窓まどから部屋中へやじゅう 差さし込こんだ

反射はんしゃしたその光ひかり 自分じぶんに照てらされて
怯おびえた心ハート 温ぬくもり届とどけられた

窓辺まどべに微笑ほほえんだ
穏おだやかな陽射ひざし 花抱はなだくように
愛情あいじょう 鮮あざやかな色いろとなり
たおやかに咲さき誇ほこった

小ちいさな世界せかい 慌あわてた日常にちじょうに置おき忘わすれた
優やさしさが溢あふれる この場所ばしょには
ゆったり流ながれる時間ときを知しることで
素直すなおになれた

変かわりゆく空合そらあいと オレンジ色いろに染そまる
空気色感くうきいろかんじて 心踊こころおどらせた

ほら! 西にしの窓まどから
爽さわやかになびく優美ゆうびな風かぜ
頭あたまのなか 操縦そうじゅうする手てで
紙飛行機かみひこうき 飛とばした

小ちいさな勇気ゆうき 心地ここちいい風かぜに翼つばさまかせ
空高そらたかく飛とべる この場所ばしょでは
傾かたむいた景色けしきに思おもい重かさねて
舵かじを切きるんだ

書かき込こみすぎた地図ちずにとらわれないと誓ちかうよ
背中押せなかおす追おい風かぜを力ちからに変かえて飛とべるんだ!

広ひろい世界せかいで またバランス失うしない始はじめたら
この場所ばしょで見みつけた
手てのひらサイズのシアワセが守まもってくれるから
どこにいたって自分じぶんでいられる気きがした