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よううし姿すがた 偶然見ぐうぜんみつけるたび
あんたのそのこえ きたなるんよ
すこらかった部屋へや なんぼ掃除そうじをしたって ぬくもりがえない

あんたがいえとき ほんまはいてそしてすがりたかった

さきれてしもた あたしのけや
すこせてしもた あんたのせいや
さきれてしもた あたしのけや
一人ひとりになってしもた 気付きづいてしもた

一人分ひとりぶんのベッドで 二人分ふたりぶんしあわ
たしかめあってた どうかこのまま
背中せなかみみをつけて あんたの鼓動感こどうかんじて ただねむりたいんよ

文句もんくひとつもわれへん 我慢がまんをするのはいつでもあたしやった

さきれてしもた あたしのけや
涙枯なみだかれてしもた あんたのせいや
さきれてしもた あたしのけや
いてかれてしもた こわれてしもた

いつまでたっても かえってこない
あんたのことゆめるんよ
真夜中まよなかきながら めたとき
もう あたしのなみだふいて くれへんの

いまえてしもた あんたのにおい
見失みうしなってしもた あんたの背中せなか
もうはなれてしもた あんたのこころ
いまわらへんよ あたしの気持きも

さきれてしもた あたしのけや
すこせてしもた あんたのせいや
さきれてしもた あたしのけや
一人ひとりになってしもた ゆるしてしもた