夕暮ゆうぐれに 染そまる海うみ
あなたの背せに揺ゆられて
眠ねむった 遠とおい日ひ
今いまも胸むねに

懐なつかしい 子守唄こもりうた
耳みみに雫こぼれる時ときは
あの日ひの 背中せなかに
帰かえりたくて

こんなにも 離はなれて
それでも繋つながる人ひと

母ははの愛あいは 繰くり返かえす
あの波なみのよう
私わたしもまた いつの日ひか
あの海うみになろう

南みなみから 寄よせる風かぜ
紅くれないの果はてにある
命いのちの 故郷こきょう
ネリヤカナヤ

私わたしにも 聴きこえる
彼方かなたからの歌声うたごえ

母ははの愛あいは 繰くり返かえす
ああ、永久とこしえに
終おわりのない物語ものがたり
紡つむぐ糸いとになろう

ああ、
あなたの深ふかい強つよさ
私わたしもいつか
宿やどす日ひが来きたら

母ははの愛あいは 繰くり返かえす
あの波なみのよう
終おわりのない物語ものがたり
紡つむぐ糸いとになろう