今朝けさは向むかいの家いえに映うつる 影かげの色いろがとても濃こくて
きっと今日きょうは天気てんきだろうと 嬉うれしくなったの
こんな事ことでとあなたは言いうけど 毎日何度まいにちなんども生いきていると
とても凄すごい事ことだと思おもったりするのよ

充分過じゅうぶんすぎる程月日ほどつきひが経たったのよ
それでもあなたの横よこに居いられたらなんて

大声おおごえで泣ないて生うまれたの 我慢がまんして恋こいをひとつ知しったの
新あたらしい日々ひびを繰くり返かえし何度なんども何度なんども足あしは止とまるけど
今いまは泣なくよりも笑わらう方ほうがいいの

スカートの中なかに隠かくした嘘うそをやっぱり話はなしてしまおうか
本当ほんとうの底そこを剥はがした赤あかい場所ばしょの

あなたの暗闇くらやみはどれくらいなのか
解わからないあたしもずっと暗闇くらやみにいたよ

この声こえでずっと呼よんでたよ あなただけずっと呼よんでたの
振ふり向むいた時ときはどんな顔かおすればいいかと戸惑とまどうけど
今いまは二人必ふたりかならず笑わらえる気きがするの

大声おおごえで泣ないて生うまれたの 我慢がまんして恋こいをひとつ知しったの
新あたらしい日々ひびを繰くり返かえし何度なんども何度なんども足あしは止とまるけど
今いまは泣なくよりも笑わらう方ほうがいいの