あの日ひの強つよい雨あめに 涙なみだは隠かくせたのに
最後さいごは 何なにも言いえないまま

突然とつぜんの悲かなしみは 私わたしを試ためすけれど
失なくしたもの わかったとき
心こころは 明日あしたを 探さがし始はじめる

さよならはいつだって 次つぎの扉とびら 教おしえてくれる
きっと傷きずつくたびに もっと強つよく 輝かがやいてゆく
また新あたらしい 夜明よあけが巡めぐる

ふりむいたその場所ばしょに いまの自分じぶんはいない
時ときはなにかを 変かえてゆくよ

乗のり越こえたその先さきには 見みえてくる空そらがある
悲かなしみさえ抱だきしめれば 明日あしたの風かぜは もう吹ふいている

さよならはいつだって 愛あいがなにか 教おしえてくれる
はじまってく 何度なんどでも 顔かおをあげて 歩あるいてゆけば
また新あたらしい わたしに逢あえる

そう、聞きこえてる そう、見みえている
行いき先さきならば 踏ふみ出だすことだけで わかる

きっときっと いつでも 次つぎの扉とびら 開ひらいてゆける
きっときっと いつでも つながってく この道みちの向むこう

いまこの扉とびら 開あけて 歩あるいてゆく どんなときでも
信しんじていれば かならず 新あたらしい朝あさが 待まっているから