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なみだしたあのひとなにえばよかったろう?
わらってほしかったのに なにをしてあげられたろう?
あたえられてばかりだ おしえられてばかりだ
あいされたいとなげいては あいするひととおざけていた

きずつくひと出会であって
自分じぶんきず意味いみった
いたかちえるって ひかりおもえた

はじまりもわりもらされず だれもがいまあるいている
めぐいのちつながりをひとあい
いつかかえるべき故郷こきょうさがつづける旅人たびびと
きみのこと いまもこのまちのどこかでっているひとがいる

ささやかなよろこびに すぐにれていくくせに
ささやかなさびしさに いつまでも敏感びんかんなままだ
たがいにかえやいばとおざけあう関係かんけい
きずつけられるよりも きずつけるほういた

たよれる人失ひとうしなって あいされていたことをった
かえれる場所失ばしょうしなって たびはじまった

まれてくるときは皆一人みなひとり
息絶いきたえるときも一人ひとり
ったおも欠片かけらしあわせと
いつかかえるべき故郷こきょうさがつづける旅人たびびと
かなしみもいつか笑顔えがおえられるると しんじている

「いつかわすられるならきていく意味いみなんてないよ」と
こえている こえこえてくるけど

きみつけたぬくもりを
だれかにとどけられるときるのなら いつかるのなら

はじまりもわりもらされず だれもがいまあるいている
めぐいのちつながりをひとあい
まれてくるときは皆一人みなひとり
息絶いきたえるときも一人ひとり
ったおも欠片かけらしあわせと
いつかかえるべき故郷こきょうさがつづける旅人たびびと
きみのこと いまもこのまちのどこかでっているひとがいる