些細ささいな夢ゆめは
与あたえられずに
君きみはまた笑わらった 笑わらった

祈いのり続つづけた
願ねがいの果はては
悲かなしくも違たがえた 変かわった

叶かなわないのなら
まだ夢見ゆめみたいなら
悲かなしい時ときなら
今いま ただ眠ねむろう

手てをとり廻まわろう
すべてのさよならまで
夢ゆめなら言いえるよ
また離はなれゆく前まえに

まだ あなたのそばにいたいのに
いるのに
ああ

繋つないだ指ゆびは
するりと抜ぬけて
何なにかまた終おわった 終おわった

此処ここのすべては
それを望のぞんだ
だからこそ選えらんだ 分わかった

君きみがいないなら
今いま 此処ここにないなら
未練みれんもないんだ
二人ふたりで夢見ゆめみる

手てをとり廻まわろう
贈おくる花はなびらの中なか
すべては此処ここだよ
今いま ぬくもりの中なかに

あなたが愛あいした
やさしい言葉ことばの中なか
夢ゆめではないから
もう離はなれることはない

今いま 永遠えいえんが二人ふたりにはある
あるから
ああ