最さい低てい 真まっ暗くらに慣なれちまったんだ 向むこうに禁きんじられた光ひかりが
駄だ目めだと知しりながらゆらゆら手て招まねく
大たい概がい オレ達たちが食くい散ちらした 大だい地ちは汚よごれ 黒くろい雨あめと灰はいで
星ほしの時じ限げん爆ばく弾だんが生うまれそうだ

西せい暦れき2000にせん年ねんを過すぎた辺あたりからはメッキが剥はがれ落おちてきていた
豊とみの副ふく産さん物ぶつを乗のせた沈ちん没ぼつ船せん
まるで 弱じゃく者しゃを潰つぶし会あうリアルなモノポリーの様ような世せ界かい地ち図ずさ
僕ぼく等らの姿すがたはどこにもいなくなった

白しろか黒くろか黄き色いろか 猿さるの群むれが争あらそう

抱だきしめてくれないかマリア 命いのちの揺ゆりかごの上うえで
こんなにも素す敵てきな夜よ空ぞらに 星ほしひとつ輝かがやけない

感かん情じょうない 霊れい長ちょう類るい 大たい罪ざい
例れい外がいない 運うん命めい共きょう同どう体たい

抱だきしめてくれないかマリア 命いのちの揺ゆりかごの上うえで
あんなにも素す敵てきだった未み来らいに 夢ゆめひとつ見みれやしない