ただ声こえが聞ききたくて
電話でんわしたあの日ひの夜よるのこと
そっけない話はなし方かた それだけで
無表情むひょうじょうだと気付きづく

心こころと心こころが離はなれたら
そこには何なにが残のこるだろう
「繋つないだその手間違てまちがっていた」と思おもえなくて

ひとつひとつ育はぐくんで来きた
この愛あいに教おしえられたこと
信しんじる強つよさと思おもいやる心こころ
そして…孤独こどくさえも

あぁ 泣なきそうになった
こらえていた想おもいがあった…

ただ声こえが聞ききたくて
電話でんわした最後さいごの夜よるのこと
「一人ひとりじゃない?」そう悟さとった
勘かんの良よさヒドク憎にくんだのよ

背中合せなかあわせでもお互たがいの体温たいおんは伝つたわっていた
こうなる前まえに解わかり合あえたなら ヨカッタヨネ

四六時中しろくじちゅう 共ともに過すごした
この部屋へやに残のこされたものは
あなたの匂においと動うごけない心こころ
今日きょうも抱だいて眠ねむる

あぁ こらえてた想おもい
溢あふれ出だしてこぼれおちた

ひとつひとつ育はぐくんで来きた
この愛あいに教おしえられたこと
信しんじる強つよさと思おもいやる心こころ
そして…孤独こどくさえも

あぁ こらえてた想おもい
忘わすれる日ひが来くるだろうか…